概要

非時系列チャートの練行足(れんこうあし)のMT4インジケーターです。

時系列チャートは、ひとつの足に対してひとつの時間が対応しています。これに対して時間を考慮せず、値動きのみを分析するのが非時系列チャートです。

練行足は一定以上の値動きをしたときだけ、上昇か下降のブロックが追加されます。一定未満の値動きなら、何も追加されません。そのため、値動きのノイズを省いて価格の方向性が把握しやすくなります。

本インジケーターは、練行足自体から計算した移動平均線を2本表示できます。この移動平均線にも値動きのノイズが含まれません。

練行足と移動平均線のゴールデンクロス(デッドクロス)、または2本の移動平均線のゴールデンクロス(デッドクロス)でエントリーといった使い方ができます。

「FX攻略.com」の特集サイトに「練行足×移動平均線MT4インジケーター」の解説があります。

TradingViewのサイトに「練行足チャート」の解説があります。いくつかの一般的な使い方としては、基本的なサポート&レジスタンスレベルやブレイクアウトを見つけたり、追加インジケーターでシグナルを生成させるといったものが記述されています。

ドル円の1時間足のチャートです。下領域のチャートが練行足になります。練行足1ブロックの設定は40point(4pips=0.04円)です。再生時間は60秒間で、30秒過ぎから早送りになります。

使い方

デフォルトパラメーターのままチャートにセットするだけで使用できます。

練行足の計算に時間が掛かるため、チャートの時間軸が1週間と1ヶ月は表示しない仕様としています。

練行足チャートでは最初に1つのブロックのpoint数を設定します。
例えば、1ブロックのサイズを40pointと設定した場合、同じ方向に40point進んだら、同じ色で次の足に移動します。逆に反対の方向へ80point進んだら、逆行とみなし、色を変えて次の足へ移動します。チャートの時間軸の終値で判断していますので、短い時間軸の方が早く反応します。
この練行足チャートを使うと同じ色が続いている場合はトレンドの発生と考えられ、色が入れ替わることが多い場合はレンジ相場と一目で判断できるようになります。

パラメーター

パラメーター名 デフォルト値 説明
RenkoBlockPoint 40 練行足1ブロックのpoint数
通貨ペア小数点以下3桁または5桁は1point=0.1pips
BackgroundColor Black チャートの背景色
UpBlockColor  OrangeRed 上昇ブロックの色
DownBlockColor RoyalBlue 下降ブロックの色
MaFastPeriod 10 移動平均線1の期間
MaFastMethod Exponential

移動平均線1の種別
Simple:単純平均
Exponential:指数移動平均
Smoothed:平滑平均
Linear weighted:線形加重移動平均

MaFastStyle Solid

移動平均線1の描画スタイル
移動平均線の幅が1の時に有効
Solid:実線
Dash:途切れ線
Dot:点線
Dashdot:一点鎖線
Dashdotdot:二点鎖線

MaFastWidth 1 移動平均線1の幅(1〜5)
MaFastColor Yellow 移動平均線1の色
MaSlowPeriod 40 移動平均線2の期間
MaSlowMethod Exponential 移動平均線2の種別
MaSlowStyle Solid 移動平均線2の描画スタイル
MaSlowWidth 1 移動平均線2の幅
MaSlowColor Red  移動平均線2の色

ダウンロード

MT4 練行足×移動平均線
最新バージョン:Ver 1.03 (2023年2月11日)
abcFX_RenkoMa_2023.ex4
利用期限:2023年12月31日
無料・無断転載禁止

※本インジケーターは、他の方が開発したMT4プログラムをベースに改良しました。

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