概要
トレンド方向とトレンド弱強を視覚的に示すMT4インジケーターです。
相場のほとんどはレンジ相場と言われ、レンジ相場とトレンド相場の割合はおおよそ7:3程度だと言われています。
レンジ相場とトレンド相場が区別できれば、トレードが有利になります。
オシレーター系のインジケーターは、一般にレンジ相場に強い指標と考えられています。
レンジ相場とトレンド相場が区別できれば、レンジ相場の時にオシレータ系のインジケーター(RSIなど)を使えばよいということになります。
トレンド相場の時は、トレンド系のインジケーター(移動平均線など)を使えばよいということになります。
レンジ相場とトレンド相場を区別して、相場に合わせた優位性の高いトレードができるようになります。
本インジケーターは、ADXをベースに、トレンドの方向と強さを10段階で表示します。
- 環境認識をルール化することで、相場分析のレベルが向上します
- レンジ相場が分かります
- 上昇トレンド/下降トレンドが分かります
- トレンドの強さが分かります
- トレンド転換が分かります
- マルチタイムフレーム(MTF)による分析ができます
- アラートは、サウンド、アラートダイアログ、スマートフォンのMT4にプッシュ通知、メール送信に対応しています
- アラートは、確定足または現在足が選択できます
- 一つのチャートに複数のMTFを表示させて、キー操作でメインチャートのシンボルの表示/非表示ができます
アラートを現在足で判定する場合、トレンドの方向と強さの変化で何度も通知が出ないように、最初の1回目の状態変化のみを通知します。
仕様
インジケーターは、サブウィンドウにトレンドの方向と強さを色で表示します。上昇トレンドは赤色で、強さは「薄い赤色→濃い赤色」が「弱いトレンド→強いトレンド」に対応します。下降トレンドは青色で、強さは「薄い青色→濃い青色」が「弱いトレンド→強いトレンド」に対応します。
メインウィンドウには、1本前のローソク足からトレンドの方向と強さが変化した場合に、トレンドの方向を矢印で、強さを数値で表示します。上昇トレンドが赤色の上矢印、下降トレンドが青色の下矢印です。トレンドの強さは「1」が「最も弱く」、「10」が「最も強い」です。矢印と数値は、確定足に表示されます。
現在のトレンド方向と強さは、サブウィンドウ右側に表示されます。トレンドが弱いレンジ相場は、矢印ではなくトレンドレスを示す「- -」が表示されます。トレンドレスの数値は「1〜3」です。
矢印のシンボルと色などは、パラメーターでカスタマイズできます。
本ページのチャートは、クリックで拡大します。
トレンド相場
下図のチャートで、上昇トレンドを説明します。トレンド相場の場合は、同じ向きの矢印が連続で表示されて、トレンドの強さを示す数値が徐々に大きくなります。レベル4以上でトレンド発生と見なし、トレンド系のインジケーターを利用します。
一例として、トレンド系のインジケーターの移動平均線「MA MTF」も表示しています。
移動平均線を上抜けして上昇トレンドが発生、移動平均線タッチで押し目買い、その後も移動平均線の上でレベルが徐々に強くなっているためホールド、上昇トレンド終了でエグジットのパターンになります。
強いトレンド発生中に一時的にトレンドが反対向きになった時は、戻り売り/押し目買いのシグナルになります。
レンジ相場
下図のチャートで、レンジ相場を説明します。レンジ相場の場合は、上昇と下降が弱いレベル(1〜3)でもみあいます。レンジ相場が区別できれば、オシレータ系のインジケーターが利用できます。
一例として、オシレータ系のインジケーターのRSIのボリンジャーバンドも表示しています。
RSIの買われ過ぎと売られ過ぎが、エントリーのシグナルになります。
MTF
下図の15分足チャートは、MTFで4時間足、1時間足を同時に表示しています。
上位時間足とトレンド方向が揃った場合は、トレンドに勢いがあると判断できます。
メインチャートには、MTF1時間足のトレンドの方向と強さを表示しています。
初期設定
トレンドの強さを示すレベル表示は、初期設定では下記のようになっています。
レンジ :「 –(1)〜 –(3)」
上昇トレンド:「↑(4)〜↑(10)」
下降トレンド:「↓(4)〜↓(10)」
トレンド方向とトレンドの弱強を示す色は、初期設定では下図のようになっています。色は「R,G,B」形式で設定できます。
0→9:上昇トレンド「弱→強」
10→19:下降トレンド「弱→強」
パラメーター
パラメーターはたくさんありますが、デフォルトパラメーターのままチャートにセットするだけで使用できます。
お好みに合わせてカスタマイズできるように、様々な項目をパラメーターにしています。
「トレンドの強さ設定」を変更する場合は、0〜100の間で、レベル10が一番大きな数値になるように順番に設定してください。
例えば、「レベル9の値」を「80」「レベル10の値」を「90」に設定すると「80以上90未満」が「レベル9」になります。
ADXはトレンドの強弱であるため、上昇トレンドであっても下降トレンドであってもトレンドが強くなれば上昇します。ADXは、20から30を超えるとトレンドが強い状態を示しており、大きなトレンドに発展する可能性があります。一方で、相場が反転し、トレンドが不明確な状況となると数値が低下します。
「レベル色設定」は、「R,G,B」形式の文字列をカンマ「,」区切りで設定してください。
矢印の替わりにシンボルが設定できます。シンボルの番号は「Wingdingsフォント」のページをご覧ください。
色のサンプルは、「鮮やかな赤色の彩度による配色」、「鮮やかな青色の彩度による配色」をご参照ください。
「スマートフォンのMT4に通知」の設定方法は、「MT4通知設定」のページをご覧ください。
「MT4のメールを送信」の設定方法は、「メール送信設定」のページをご覧ください。
ダウンロード
MT4 トレンドパワー |
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■Ver 1.00 (2021年1月9日)
・リリース
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