概要

ダウ理論トレンドモニター」の機能を拡張するアドオンとして作製しましたが、通常のインジケーターのため「ダウ理論トレンドモニター」が無くても単体で使用できます。

多くのトレーダーが注目しているダウ理論に基づいた戻り高値、押し安値に、MTFで自動でトレンドラインを引きます。

ダウ理論の上昇トレンドの基準は「高値が更新し、安値は更新されない」、下降トレンドの基準は「安値が更新し、高値は更新されない」です。この基準にしたがってトレンドラインを引きます。

  • 上昇トレンドラインは、押し安値が連続(間に戻り高値を挟まない)した場合に描画
  • 下降トレンドラインは、戻り高値が連続(間に押し安値を挟まない)した場合に描画

Ver 1.04から下記の条件が選択できるようになりました。

  • 上昇トレンドラインは、押し安値が連続(間に戻り高値を挟む)した場合に描画
  • 下降トレンドラインは、戻り高値が連続(間に押し安値を挟む)した場合に描画

高値ブレイク後に新高値が決定すると、押し安値間にトレンドラインを引きます。
安値ブレイク後に新安値が決定すると、戻り高値間にトレンドラインを引きます。

上昇と下降の切り替わりなどを分析できるように上昇トレンドライン、下降トレンドラインを常に両方表示します。

トレンドラインをもとにチャネルラインが引けるように、「Ctrl」キーのドラッグ操作に対応しています。

初期値「T」キーで、トレンドラインの表示/非表示が切り替えできます。

トレンドラインのタッチ&ブレイクは、アラート音、アラートダイアログ、スマートフォンMT4プッシュ通知、メールでお知らせします。

単独で動作しますので、他のインジケーターと組み合わせて、トレンドラインを引きたい場合に利用できます。

メインウィンドウには、説明用に「ダウ理論トレンドモニター」も表示しています。サブウィンドウには「ダウ理論目線シグナル」を表示しています。

↓チャートはクリックで拡大します。

使用方法

「ダウ理論線形回帰チャネル」、「ダウ理論目線シグナルPro」、「ダウ理論目線シグナル」、「ダウ理論トレンドライン」に同梱の「abcFX_DowCommonMTF.ex4」は、同じファイルのため1つだけインストールしてください。

MTFは全ての時間足に対応しています。(M1, M5, M15, M30, H1, H4, D1, W1, MN)

1つのチャートに複数の時間足のインジケーター(アドオン)が適用できます。

MTFに異なるキーを割り付けて、表示/非表示が切り替えできます。(ダウ理論目線シグナルは除く)

例えば、1つのチャートにインジケーターを3つ適用し、MTFで1時間足を設定して「A」キーを割り付けます。同様に、4時間足に「S」キー、日足に「D」キーを割り付ければ、各キーで表示/非表示が切り替えできるため、チャートが見やすくなります。

全てのアドオンに同じキーを割り付けると、MTFごとに表示/非表示が切り替えできます。

MTFは、チャートの時間足の上位足を表示できます。下位足は自動的に非表示になります。

チャートの時間足よりも下位のMTFは、信頼性の無いデータになりますので、非表示になります。例えば、日足のチャートでは4時間足のMTFは非表示です。(通常どのインジケーターでも下位のMTFは信頼性の無いデータになります)

チャートのもっとも古いデータから計算しているため、MTFで上位足を表示した場合に過去のデータが足りないと、計算結果が異なる場合があります。

例えば、「チャートの最大バー数」が「10,000」の場合に、5分足チャートにMTFで日足を表示したとすると、約34日分のヒストリカルデータから日足の指標を計算することになりますので、チャート形状によっては、指標が異なることやデータ不足で指標が表示されない場合があります。

各時間足の最大データ数は、「MT4のツールメニュー > オプション > チャート > チャートの最大バー数」です。MT4の仕様は、どの時間足でも最大データ数は同じになるため、下位足になるほど古いデータは存在しなくなります。「チャートの最大バー数」を大きくし、ヒストリカルデータを保存してご使用ください。

インジケーターをチャートに最初に適用した時に、一部のオブジェクトが表示されない場合は、表示切替キーを押してください。通貨ペア、時間足切り替え時に前回の表示状態を記憶するための仕様になります。

パラメーター

ダウンロード

MT4 ダウ理論トレンドライン
最新バージョン:Ver 1.09 (2023年5月20日)
abcFX_DowTrendMTF.ex4 (Ver 1.02)
abcFX_DowCommonMTF.ex4 (Ver 1.09)
GogoJungleからダウンロード

更新履歴

■Ver 1.00 (2019年10月22日)
・ダウ理論トレンドモニター対応バージョン 1.04
・リリース

■Ver 1.01 (2019年10月30日)
・ダウ理論トレンドモニター対応バージョン 1.05
・上昇トレンドラインのプロパティ設定を追加
・下降トレンドラインのプロパティ設定を追加
・上昇と下降のトレンドラインを常時表示に変更
・上昇トレンドラインは、押し安値が連続(間に戻り高値を挟まない)した場合に描画するように変更
・下降トレンドラインは、戻り高値が連続(間に押し安値を挟まない)した場合に描画するように変更
・トレンドラインをもとにチャネルラインが引けるように「Ctrl」キーのドラッグ操作に対応
・アラートはトレンド方向に限定機能を削除

<追加されたパラメーター>
・上昇トレンドラインのスタイル
・上昇トレンドラインの幅
・上昇トレンドラインの色
・上昇トレンドラインのツールチップ
・上昇トレンドラインを延長
・下降トレンドラインのスタイル
・下降トレンドラインの幅
・下降トレンドラインの色
・下降トレンドラインのツールチップ
・下降トレンドラインを延長

<削除されたパラメーター>
・ラインのスタイル
・ラインの幅
・ラインの色
・ラインのツールチップ
・ラインを延長
・アラートはトレンド方向に限定

■Ver 1.02 (2019年11月8日)
・ダウ理論トレンドモニター対応バージョン 1.05
・内部処理の最適化

■Ver 1.03 (2020年5月26日)
・トレンドラインをローソク足の確定時に1回のみ描画するように変更
・バージョン情報表示にアイコンを追加

■Ver 1.04 (2020年6月24日)
・押し安値が戻り高値を挟んで連続した場合に上昇トレンドとする機能を追加(下降トレンドも同様)
・押し安値が切り上げていない場合は上昇トレンドとしない条件を追加(下降トレンドも同様)
・表示切替キーをドロップダウン選択方式に変更
・パラメーターにグルーピングタイトルを追加
・パラメーター名を一部変更

<追加されたパラメーター>
・押し安値が戻り高値を挟まずに連続した場合にトレンド(戻り高値も同様)

<削除されたパラメーター>
・ラインを[T]から変更するキーコード

■Ver 1.05 (2020年7月23日)
・MTF版リリース
・通常版公開停止

■Ver 1.06 (2020年7月30日)
▼abcFX_DowCommonMTF
・MTFで高値/安値抜けは確定足の終値で判定しない不適合を改修

■Ver 1.07 (2021年5月4日)
▼abcFX_DowCommonMTF
・同一足でスイングハイとスイングローを検出した場合の処理を変更
・ZigZagの高値及び安値の頂点が確定した場合の処理を一部変更
・高値上抜け時及び安値下抜け時の処理を一部変更

■Ver 1.08 (2021年6月20日)
・スイングハイとスイングローの判定を確定足のみで行うように変更

■Ver 1.09 (2023年5月20日)
・バージョン情報のリンクを削除
▼abcFX_DowCommonMTF
・ひとつのローソク足で高値と安値を同時に更新したときに目線が消失しないように変更

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