サイクル理論(2023年10月29日)

ドル円に関するサイクル理論を用いた環境認識をお届けします。

このチャート分析が皆様の参考になれば幸いです。

週末の終値を示すチャートを掲載しております。クリックすると、チャートは拡大表示されます。

USDJPY 4時間足

ドル円の4時間足を基に、サイクル理論を用いてテクニカル分析を行います。サイクル理論は、市場の動きが繰り返される周期を持つと考えるものです。これにより、将来的な動きの予測が可能となります。

前のサイクルの起点のボトムは10月10日の148.15円で、そのサイクルのトップは51本目の149.99円となりました。このサイクルは、終点のボトムが63本目ということで「ライトトランスレーション」となっています。ライトトランスレーションとは、サイクルの終点がサイクルの中央よりも後半に位置する場合を指し、これは強気トレンドの継続を示唆することが多いです。

現在のサイクルの起点のボトムは10月24日の149.31円で確認され、現在のトップは13本目の150.77円、ボトムは22本目の149.45円となっています。そして、現在は22本目です。

前のサイクルがライトトランスレーションで終了しており、10月24日のボトムが新たなサイクルの起点と考えられます。これは、ライトトランスレーションが強気トレンドの継続を示唆しており、新たなサイクルの開始としてこのボトムを認識する根拠となっています。

前のサイクルのライトトランスレーションと、現在のボトムからの小さな上昇を考慮すると、中期的なトレンドは上昇を継続する可能性が高いと予測します。しかし、短期的には、現在のトップ150.77円を超えるまでの間は、レンジ相場となる可能性も考えられます。そのため、短期的な取引戦略としては、サポートとしての現在のボトム149.45円付近を確認しつつ、次のトップを形成する動きを待つことが適切と思われます。中期的には、トレンドの継続を前提に、買いポジションを維持する戦略が有効であると考えます。

このような分析を簡単に行えるのが「サイクル理論ローソク足カウンター」の魅力です。正確でタイムリーな環境認識を手助けしてくれるこのツールは、トレーダーの皆さんには欠かせないアイテムとなること間違いなしです。

サイクル理論の詳しい説明は、こちらのページをご参照ください。

サイクル理論ローソク足カウンター

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