ダウ理論（2024年4月14日）
ドル円に関するダウ理論を用いた環境認識をお届けします。
このチャート分析が皆様の参考になれば幸いです。
週末の終値を示すチャートを掲載しております。クリックすると、チャートは拡大表示されます。
USDJPY 日足
USDJPY 1時間足
ダウ理論を用いたテクニカル分析を行います。ダウ理論は、市場の動きを把握する上で有効なテクニカル分析手法の一つです。さらに、移動平均線などと組み合わせることで、より詳細な市場分析が可能になります。
1時間足のチャートには、1時間足の波動（黄色）と4時間足の波動（紫色）を重ねて表示しています。また、サブウィンドウでは1時間足と4時間足のRCIを重ねて表示しています。
テクニカル分析結果：
現在のレート: 153.29円
日足: 明確な上昇トレンドを示しており、高値が連続で4回更新されています。押し安値は150.80円。移動平均線200期間は147.29で上向き、移動平均線20期間は151.62で上向きです。
4時間足: 上向きのトレンドが継続しており、高値が153.31円で2回更新されています。押し安値は151.56円。移動平均線20期間は152.71で上向きです。
1時間足: 一時的な下向きのトレンドで、安値152.58円で1回更新されています。戻り高値は153.38円。移動平均線20期間は153.16で上向きです。
短期的展望：
1時間足で見られる一時的な下向きの動きは、短期的な利益確定売りや調整の可能性を示しています。しかし、移動平均線が上向きであるため、この下向きのトレンドは限定的である可能性が高いです。
中長期的展望：
日足と4時間足で確認される強い上昇トレンドと、歴史的高値更新は、中長期的には更なる上昇の可能性があることを示しています。しかし、政府・日銀の介入警戒感が市場に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
エントリーポイント：
買いエントリー: 1時間足の安値152.58円付近でのサポートを確認し、そこからの反発を待ってからが適切です。また、4時間足の押し安値151.56円付近での更なる下落があれば、そこからの反発も強力な買いエントリーのチャンスとなります。
売りエントリー: 現在の高値圏（153.40円近辺）での抵抗を確認し、介入の可能性や市場の反応を見て短期的な売りポジションを考慮します。
エグジットポイント：
買いポジション: 利益確定ポイントは新たな高値圏、特に153.40円を超える可能性を見極めます。損切りポイントは151.56円（4時間足の押し安値）を下回るレベルに設定します。
売りポジション: 利益確定ポイントは152.58円（1時間足の安値）付近、損切りポイントは153.40円に設定します。
まとめ：
強い上昇トレンドを示しており、新たな歴史的高値を更新する可能性が高いですが、政府や日銀の介入の可能性を考慮する必要があります。
「ダウ理論トレンドモニター」を利用することで、市場の動向をより正確にキャッチすることができます。このツールを活用してMTF（マルチタイムフレーム）で的確なトレード判断が可能になります。
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