サイクル理論（2023年12月24日）

ドル円に関するサイクル理論を用いた環境認識をお届けします。

このチャート分析が皆様の参考になれば幸いです。

週末の終値を示すチャートを掲載しております。クリックすると、チャートは拡大表示されます。

USDJPY 4時間足

ドル円の4時間足を基に、サイクル理論を用いてテクニカル分析を行います。サイクル理論は、市場の動きが繰り返される周期を持つと考えるものです。これにより、将来的な動きの予測が可能となります。

前のサイクルの分析:

起点のボトム: 11月21日、147.14円
トップ: 11月22日の9本目、149.74円
終点のボトム: 12月7日の75本目、141.62円
このサイクルはレフトトランスメーションで、トップが早期に形成されたことが特徴です。

現在のサイクル:

起点のボトム: 12月7日、141.62円
トップ: 12月11日の13本目、146.58円
現在のボトム: 12月14日の28本目、140.95円
現在のレート: 12月24日の68本目、142.40円
このサイクルもレフトトランスメーションであり、通常、これは弱気トレンドを意味します。

短期的展望:

現在のサイクルは、緩やかな下降トレンドを示しています。140.95円の最新ボトムが重要なサポートレベルとして機能する可能性がありますが、このレベルが破られると、さらなる下落が予想されます。もし現在のトレンドが続けば、価格は徐々に140.95円のサポートレベルに近づき、最終的にはそのレベルを下回る可能性があります。現在のレートが146.58円のトップを超える動きが見られない限り、短期的には弱気のトレンドが続くと予想されます。

中長期的展望:

前のサイクルがレフトトランスメーションの特性を持っていたため、中長期的には市場は下降圧力にさらされる可能性が高いです。この下降トレンドは、継続する可能性があり、市場の動きを注意深く観察することが重要です。

もし80本目までに140.95円の最新ボトムを下抜けて新たなボトムをつける場合、それは新たなサイクルの始まりを示唆します。新しいサイクルの開始後は、市場は下降から反転し、新たなトップを目指して上昇する可能性があります。ただし、現在のサイクルがレフトトランスメーションであることを考慮すると、次のサイクルでのトップは現在のサイクルのトップである146.58円を超えることはないという想定です。

このような分析を簡単に行えるのが「サイクル理論ローソク足カウンター」の魅力です。正確でタイムリーな環境認識を手助けしてくれるこのツールは、トレーダーの皆さんには欠かせないアイテムとなること間違いなしです。

サイクル理論の詳しい説明は、こちらのページをご参照ください。