サイクル理論(2024年3月16日)

ドル円に関するサイクル理論を用いた環境認識をお届けします。

このチャート分析が皆様の参考になれば幸いです。

週末の終値を示すチャートを掲載しております。クリックすると、チャートは拡大表示されます。

USDJPY 4時間足

ドル円の4時間足を基に、サイクル理論を用いてテクニカル分析を行います。サイクル理論は、市場の動きが繰り返される周期を持つと考えるものです。これにより、将来的な動きの予測が可能となります。

前のサイクルの分析:

起点のボトム: 2月15日、149.52円
トップ: 2月28日の56本目、150.84円
終点のボトム: 2月29日の62本目、149.20円
前のサイクルはライトトランスメーションであり、サイクルの後半にトップが形成されたことが特徴です。

現在のサイクル:

起点のボトム: 2月29日、149.20円
暫定トップ: 3月1日の7本目、150.72円
暫定ボトム: 3月8日の36本目、146.47円
現在のレート: 3月8日の68本目、149.01円
現在のサイクルはレフトトランスメーションであり、サイクルの序盤にトップが形成されたことが特徴です。

短期的展望:

来週の日銀会合とFOMCを控え、市場のボラティリティは高まる可能性があります。これらのイベントは為替レートに大きな影響を与える可能性があるため、短期的な方向性を決定する重要な要因になります。
現在の暫定ボトム(146.47円)からの反発を考えると、短期的には149.20円を超えて再び上昇する可能性がありますが、重要なイベントを前にして慎重なアプローチが求められます。

中長期的展望:

レフトトランスメーションの現在のサイクルは、市場が新たな上昇トレンドに入る前の一時的な調整を示している可能性があります。中長期的には、日銀会合とFOMCの結果次第で、新たなトレンドが形成される可能性があります。

現在のサイクルが80本目までに新たなボトムをつける可能性:

現在のサイクルがレフトトランスメーションであり、暫定ボトム(146.47円)からの反発が観測されていることを踏まえると、80本目までに新たな安値をつける可能性は限定的であると考えられます。特に来週の経済イベントが市場にポジティブな影響を与える場合、この見通しはさらに強化されます。

まとめ:

重要な経済イベントを控えており、短期的なボラティリティが予想されます。現在のサイクルでは、短期的には慎重なアプローチが求められる一方で、中長期的には新たなトレンドの形成に向けた動きが期待されます。

このような分析を簡単に行えるのが「サイクル理論ローソク足カウンター」の魅力です。正確でタイムリーな環境認識を手助けしてくれるこのツールは、トレーダーの皆さんには欠かせないアイテムとなること間違いなしです。

サイクル理論の詳しい説明は、こちらのページをご参照ください。

サイクル理論ローソク足カウンター

ピークボトム

<免責事項>
当サイトは投資の助言、あるいは勧誘等を目的したものではありません。当サイトの情報及び配布物で被った如何なる損害についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません