サイクル理論(2024年3月30日)

ドル円に関するサイクル理論を用いた環境認識をお届けします。

このチャート分析が皆様の参考になれば幸いです。

週末の終値を示すチャートを掲載しております。クリックすると、チャートは拡大表示されます。

USDJPY 4時間足

ドル円の4時間足を基に、サイクル理論を用いてテクニカル分析を行います。サイクル理論は、市場の動きが繰り返される周期を持つと考えるものです。これにより、将来的な動きの予測が可能となります。

前のサイクルの分析:

起点のボトム: 2月29日、149.20円
トップ: 3月1日の7本目、150.72円
終点のボトム: 3月8日の36本目、146.47円
前のサイクルはレフトトランスメーションであり、サイクルの初期段階にトップが形成されました。

現在のサイクル:

起点のボトム: 3月8日、146.47円
暫定トップ: 3月27日の77本目、151.97円
暫定ボトム: 3月27日の79本目、151.02円
現在のレート: 3月29日の93本目、151.30円
現在のサイクルはライトトランスメーションを示しており、サイクルの後半にトップが形成されています。

ファンダメンタルズの影響:

約34年ぶりの高値151.97円まで急伸しましたが、152.00円の心理的節目の突破に失敗しました。このレベルは過去数年間での年間高値付近でもあり、強力なレジスタンスとして意識されています。来週の米経済指標が新たな市場動向のカギを握ります。

短期的展望:

152.00円付近の強力なレジスタンスを考慮すると、短期的にはこのレベルを超えることなく、調整または横ばいの動きが予想されます。来週発表される米経済指標によっては、新たな動きが見られる可能性があります。

中長期的展望:

中長期的には、151.97円の暫定トップと、何年にもわたって続いている152.00円付近のレジスタンスが、今後も価格が上がり続けるかどうかについて不確かさを示しています。市場がこのレジスタンスを突破できるかどうかが中長期的なトレンドの方向性を左右します。

現在のサイクルの暫定ボトムを起点に新たなサイクルが始まっている可能性:

3月8日の146.47円で形成された暫定ボトムからの現在の動きは、新たな上昇サイクルの始まりを示している可能性があります。ただし、152.00円の強力なレジスタンスを超える明確な動きが見られない限り、慎重なアプローチが必要です。

まとめ:

心理的な節目と強力なレジスタンスである152.00円を突破できずにいます。短期的には152.00円周辺での動きに注意が必要であり、中長期的にはこのレジスタンスを超えることができるかどうかがカギとなります。来週の米経済指標の発表は、ドル円のトレンドに新たな方向性を与える可能性があります。

このような分析を簡単に行えるのが「サイクル理論ローソク足カウンター」の魅力です。正確でタイムリーな環境認識を手助けしてくれるこのツールは、トレーダーの皆さんには欠かせないアイテムとなること間違いなしです。

サイクル理論の詳しい説明は、こちらのページをご参照ください。

サイクル理論ローソク足カウンター

ピークボトム

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