ダウ理論(2024年3月31日)
ドル円に関するダウ理論を用いた環境認識をお届けします。
このチャート分析が皆様の参考になれば幸いです。
週末の終値を示すチャートを掲載しております。クリックすると、チャートは拡大表示されます。
USDJPY 日足
USDJPY 1時間足
ダウ理論を用いたテクニカル分析を行います。ダウ理論は、市場の動きを把握する上で有効なテクニカル分析手法の一つです。さらに、移動平均線などと組み合わせることで、より詳細な市場分析が可能になります。
1時間足のチャートには、1時間足の波動(黄色)と4時間足の波動(紫色)を重ねて表示しています。また、サブウィンドウでは1時間足と4時間足のRCIを重ねて表示しています。
テクニカル分析結果:
現在のレート: 151.30円
日足: 上向きのトレンドで、高値が連続で3回更新されていますが、最新の高値は未確定です。押し安値は146.47円です。移動平均線200期間は146.89で上向き、移動平均線20期間は149.80で上向きです。
4時間足: 上向きのトレンドで、高値151.81円で1回更新されています。押し安値は148.91円です。移動平均線20期間は151.39で下向きです。
1時間足: 下向きのトレンドで、安値151.02円で1回更新されています。戻り高値は151.97円です。移動平均線20期間は151.31で上向きです。
今後のトレンド展望:
短期的には、152.00の心理的節目が強力なレジスタンスとして機能しており、152.00を突破できず反落したことから、短期的には更なる上昇は困難と考えられます。1時間足での下向きトレンドがこの見解を支持しています。
中長期的には、日足での強い上昇トレンドと移動平均線の上向きが引き続き強気の市場センチメントを示しています。しかし、152.00の節目を超える必要があるため、そのレベルでの市場の反応に注意が必要です。
エントリーポイント:
買いエントリー: 151.02円(1時間足の安値)付近でのサポートを確認し、そこからの反発を待ってからが適切です。また、146.47円(日足の押し安値)近辺での大きな調整があれば、中長期的な買いエントリーのチャンスと見ることもできます。
売りエントリー: 短期的な売りエントリーは、151.97円(1時間足の戻り高値)や152.00近辺での抵抗を確認した後、反転するサインが見られた場合に限ります。
エグジットポイント:
買いポジション: 利益確定ポイントは151.97円付近、損切りポイントは151.02円を下回るレベルに設定します。
売りポジション: 利益確定ポイントは148.91円(4時間足の押し安値)付近、損切りポイントは152.00を超えた場合に設定します。
まとめ:
中長期的には上向きのトレンドが続いていますが、短期的には152.00の強力なレジスタンスに直面しています。来週の米経済指標の発表は、このレジスタンスレベルでの市場の動向に大きな影響を与える可能性があり、注目が必要です。
「ダウ理論トレンドモニター」を利用することで、市場の動向をより正確にキャッチすることができます。このツールを活用してMTF(マルチタイムフレーム)で的確なトレード判断が可能になります。
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